最近読んだ本の中に
検察を支配する「悪魔」 田原総一郎+田中森一(元特捜検事・弁護士)
なる本がありまして
サブタイトルに
日本最後のタブー!!
「絶対有罪」を作る闇の権力者たち
表紙には法務省旧本館の写真
俗に言う「赤レンガ派」の象徴ですね
内容は
田中氏が検事時代に手がけた事件
「リクルート事件」・「イトマン事件」・「平和相銀事件」・「KSD事件」・「ロッキード事件」
「日本皇民党事件」・「撚糸工連事件」・「東京佐川急便事件」etc・・・
新しいところでは
「鈴木宗男・外務省事件」・「村上ファンド事件」などの詳細が
こと細かく書いてあります
マスコミと検察は繋がっているので
新聞には絶対に書かれない真実が書いてあり
暴露本に近いです
調書にサインすれば終わり
すなわち有罪99.9%
検事は調書を自在に操れしかも「トリック」まで使える
なんて事などがイロイロ書いてあるのですが
そんな事より「へ~っ」と思った事が書いてありました
「吉田司家」 ご存知ですか?
相撲関係です
吉田司家は行事の総元締めで
江戸時代に「横綱」という称号を作ったのも吉田司家です
江戸相撲の最高番付は大関で
大関のなかで吉田司家が横綱の免許を与えた力士だけが横綱だった
横綱は吉田司家が強い力士に与える名誉称号で
熊本の吉田司家まで出向いて奉納相撲をしないと
真の横綱とは認められなかった
ところが江戸時代から連綿と続いてきたこの慣わしが
第58代横綱「千代の富士」を最後に途絶えてしまったそうです
それ以降の横綱は明治神宮での奉納相撲をしてお茶を濁している
言い換えれば伝統的なしきたりからすれば
横綱としての正式な手続きは
千代の富士の後からは踏んでいない事になります
ここからが今日のタイトルです
なぜ吉田司家でも奉納相撲ができなくなったかと言えば
吉田司家が潰れてしまったからで
三和銀行から借金をして返済できず競売にかけられて人手に渡ってしまったからです
なぜこのような話がこの本に書いてあるかと言いますと
吉田司家には最古の軍配や雷電為右衛門のゆかりの品など
国宝級の品が沢山あったので
銀行に法的手続きをとられて担保として押さえられたのを
カネは私が用意して買い戻しますから
先生それまで法律的な対抗処置を講じて国宝級の品を守ってくれませんかと
「許永中」が頼んできたという訳です
許永中は田中氏と2000年石橋産業事件で
詐欺容疑で逮捕・起訴され有罪になり
現在上告中の人物です
田中氏も現在上告中ですが
起訴されたら99.9%有罪になる日本の裁判です
入獄は間違いないと覚悟を決めてみえるそうです
そんなうんちく